SAKAMOTODAYS  簡単感想 

感想
『SAKAMOTO DAYS』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『SAKAMOTO DAYS』|最強の殺し屋がいた その名も坂本太郎。彼はすべての悪党から恐れられ―― すべての殺し屋の憧れだった...しかしある日――彼は恋をした!!!引退、結婚、出産。そして――坂本は太った!!商店を営むふくよかな男。しかし正体は 元・伝説の殺し屋!!一児のパパとして、迫りくる危険から家族と日常を守...

あらすじ、キャラクター紹介、試し読みが見られる公式ホームページです。 

あらすじ、キャラクターなどは公式ホームページを見た方がわかりやすいかと 

ここでは読んだ自分の感想、好きなところなどを書いていきたいと思います。 

一番好きなのは身近なものを駆使して戦う爽快な戦闘アクションシーンです。 

主人公の坂本はシャーペンの芯、ボールペン、割引シールなどとても武器にはできなさそうなものを武器にして敵を無力化していきます。手持ちの身近なものをさっと取り出して即座に武器として使う意外性とテンポの良さがこの作品の魅力です。ギャグのようにも見えますし、実際ギャグな時もあるんですが、使い方がスタイリッシュでつい魅せられてしまいます。 

もう一つの魅力は作品独特の雰囲気です。少しシュールな感じの雰囲気があります。周囲のモブの人々の許容性が高く、異常な状況でもわりとすんなり受け止めてしまっているのが面白いです。例えば、戦闘をしているのを見て、怖がって逃げるでもなく素通りする、戦闘で傾いた東京タワーを観光の目玉としてしまうなどです。派手なアクションをしても周囲がすぐに受け入れたり、壊れたものの弁償を要求したりととても冷静なのがおかしくてついくすりとしてしまいます。 

最近の展開で殺し屋の団体、殺連が株式上場していることがわかったり、殺し屋養成学校のホームページが存在していたりと社会が殺し屋のことをいくらなんでも受け入れすぎだと思います。 

引退した元殺し屋が主人公の物語ですが、ストーリーに暗さがあまりなく、読後感も良いです。アクションシーンが爽快でテンポが良いのに加え、独特なシュールな雰囲気で回りが状況にすぐ順応してしまうからかもしれません。主人公たちが殺しをしないのも大きいですね。説明が過不足なくされているのも内容がすっと頭に入って楽しめます。時々練られた設定がありますがそれもわかりやすく、深みもある内容になっていて、作品に彩を与えてくれます。 

スピード感のある作品なのに、1ページの情報量がそれなりにあり、決して薄っぺらくないのも良いですね。 

最近ジャンプの掲載順がかなり前の方なのも納得の面白さです。公式ホームページから試し読みもできますので是非読んでみてください。 

Bitly

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