遊びの大切さを説く本です。遊びの5つのメリットとして、仕事で成果が出る、頭が良くなる、健康になる、メンタルが強くなる、幸せになることを挙げ、脳科学的に正しい習慣術について解説しています。「我慢」から「楽しむ」をコンセプトにしているようです。
コロナ禍でストレスをためている人が多く、このまま我慢を続けるとメンタルをやられる人が多くなるのではないかという危機感から書かれた本であるようです。日本人のための遊び方のマニュアルですね。
後で楽しむ人は不幸になる。今楽しんだ方がいいという考え方を本書では紹介しています。アリとキリギリスの童話だと日本人はアリが多すぎる。もっと生活に遊びを取り入れてアリとキリギリスの中間位の生き方をしようということですね。人生を楽しむべき、やりたいことをやるべきということです。幸せな人生を微分すると今日楽しいということにつながってくるとも言っています。幸福になるのに仕事の成功は不要、遊びだけでも幸せになれるとまで言及しています。
遊び方にも、良い遊び方と悪い遊び方があると説明されています。悪い遊び方とは健康を害する遊び方のことです。睡眠時間を削ってしまう、やりすぎてしまうというのが一例です。
遊ぶことが上手い人は、病気になりにくいとも言われています。気分転換、リラックスが上手くできるからです。遊ばない人よりもむしろバリバリ仕事ができます。遊びが上手な人が仕事で成功している。
AI時代に必要とされる「アウトプット仕事」と題して能動的、自発的、創造性を使うアウトプット仕事に今後シフトしていくとも述べられています。仕事ではインプット仕事の方が多いため、遊びでアウトプット能力を磨いていこうということです。
以上本書で良いなと思ったところのまとめです。本書ではもっと詳しく遊びによって人生が良くなることが、データも踏まえながら解説されています
日々なんだか楽しいことがない人、仕事に忙殺されて、仕事以外のことができない人に特に読んでほしい一冊です。
私も仕事一辺倒の時よりも、友達と色々なところに頻繁に遊びに出かけたりするようになった時の方が、仕事のパフォーマンスが上がり、人生が充実してきたという経験があったため、本書を読んで共感する部分が多かったです。遊びの予定をしっかりスケジュールに組み込むことで、仕事が大変だけど、週末には楽しいことが待ってるからなんとか頑張ろうという気持ちになれるんですね。
週末にしっかりリラックス、リフレッシュできることで週明けに疲れを残さないことも大きいです。ストレスも溜めこまないで済みますしね。
遊びで知識の幅が広がることも実感しました。積極的に遊びに行くようにすると、必然的に新しい経験を多くするようになります。良い経験によって知識も増え、話の幅も広がったように感じますね。職場内のコミュニケーションにも活かしていくことができました。
なにより世の中に転がっている多くの楽しいことに前よりも気づくようになりました。世の中には楽しいことがまだこんなにたくさんあるのかと思えるようになり、世界が広がりましたね。以前よりずっと人生が充実してきました。
私も遊びを生活に取り入れることによって、人生が良くなりました。遊びの大切さについて、データも踏まえながら詳しく解説しているこの本は、人生を好転させるきっかけになるかもしれません。是非読んでみてください。
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