本作の感想を一言でいうと「めっちゃ面白かった早く続きやりたい!」でしょうか。
プレイ時間40~60時間と言われる本作、クリアまで三週間くらいかかりました。
ゲーム全体として2つのルートしかないとは思えないほどの大ボリューム、非常にやりごたえがあったと思います。それなのに物語に引き込まれて全然ボリュームを感じませんでした。まるで矢のように時間が過ぎ、気づくと日付を超えていたりしましたね。
演出もきれいで素晴らしかった。戦闘シーンに迫力がありました。
吸血鬼と殺人事件がテーマなだけあってFateよりおどろおどろしい雰囲気です。特に一部のバッドエンドはかなりのホラー展開でしたね。
本作は18以上の方向けのソフトなんですが、その理由はエッチだからではなくグロテスクだからだと思います。元々、同人版ではそういうシーンあったみたいなんですが、本作では描かれていません。
一方グロテスクなシーンは結構出てきます。アルクェイドの十七分割のところ、結構な頻度で回想に出てきますが、血と分割された体が生々しくて、グロテスクです。
本作はアルクェイドルートとシエルルートの二つをプレイできます。
まずアルクェイドルート、インタビューによると同人版のシナリオほとんどそのままで作られたみたいです。
アルクェイドは真祖の吸血鬼(生まれた時から吸血鬼という意味らしいです。)で吸血鬼を倒すことを目的としたキャラクターです。
志貴に出会ったそばから殺されてしまいますが、真祖であるため復活し、志貴に吸血鬼を倒す手助けを要求します。殺されてから復活するのに力を使って弱ってしまったから、吸血鬼退治に協力しろというわけです。
主人公志貴を非日常の世界に引き込むキャラクターですね。まあ志貴がそもそもアルクェイドを殺さなければ、非日常の世界に引き込まれることもなかったんですが・・・ 志貴自身もよくわからない衝動で殺してしまったということになっており、作中でも理由は不明です。今後続きが出ればわかるのかもしれないです。
ルートの感想としてはとにかくアルクェイドが可愛い!
恋に恋する少女のようというか、恋愛に一直線で初々しいです。それでいて吸血鬼事件に挑むときは合理的で効率重視、ともすれば冷徹ともいえるところにギャップがあって魅力的です。
彼女にはデートイベントもあり、衣装も何種類か用意されています。色々な表情を見せてくれるキャラクターですね。
次にシエルルート、インタビューによるとこちらは同人版からだいぶ変更されているみたいです。
戦闘ヒロインとされているらしく、戦闘の派手さが光るルートでした。特にラストバトルのスケールの大きさはTYPEMOON作品でも随一なのではないでしょうか。街が一つ消えかけましたからね。
シエルはカレー大好き先輩キャラで頼もしいキャラです。日常でも戦闘でも先輩キャラらしく頼もしいところを見せてくれます。少しお茶目なところもチャームポイントですね。バッドエンド後の救済コーナー、教えてシエル先生も担当しています。冷静な語り口が印象的です。たまに暴走しますが。
主人公の志貴ともどもルート中での成長が見られて良かったです。手持ちの武器にもギミックが多彩でカッコよかったですね。
続きが出るのはインタビューによると、「オリンピックを待つつもりでいてください」とのことなんで数年先でしょうか。できるだけ早く発売して欲しいです。
インタビュー記事のリンク張っておきます。ネタバレありなので気をつけてください。
メルティブラッドで少し月姫のシナリオが見られるみたいなのでそれをプレイしつつ待つことにします。
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