夜桜さんちの大作戦 簡単感想

感想

 初期にはジャンプでの掲載順が後ろの方で、何度も打ち切りの危機があった漫画だったので、ハラハラしながら応援して、こつこつアンケート出してました。

 

  今は大分ジャンプでの掲載順も上がってきて、中堅作品とも言える作品になり、感無量です。

話も前よりずっと面白くなってきて本当に打ち切られなくて良かったと思っています。

 

 

 打ち切られそうだった時、おそらくテコ入れで新キャラが結構追加されたのですが、打ち切りからの安全圏に到達した後も、その時追加された新キャラにも活躍の場が与えられていて好印象です。その時のキャラで現在準メインキャラぐらいの立ち位置になっているキャラもいて逆境をうまく利用しているなと感じています。

 

 いわゆる縦の話が進むシリアス回と、1話完結のコメディ回で構成されている漫画ですが、最近は両方とも面白いです。

 

 コメディ回はキャラクターの掘り下げをする回でもあり、シリアスでは見られなかったキャラクターの意外な一面が見られます。シリアス回で変化のあった事柄がコメディ回に反映されて、日常になっていくのが面白いバランスです。

 

 シリアス回も迫力あるアクションシーンの連続で見ごたえがあります。特に主人公の過去とからむタンポポ編が始まってからは新しい能力を主人公が身に着けたりして、戦闘がより華やかになりました.。

 

 スパイものであり、家族ものでもある本作、主人公の太陽と、メインヒロインである六美は故あって1話ですでに結婚しています。結婚後、スパイ一家の夜桜家に入った太陽が同時にスパイとなり、家族に支えられながら活躍していくという物語です。

 

 太陽が家族と絆を深めながら、スパイとして成長していくというシンプルな物語ですが、夜桜家の一員が皆、一癖ある魅力的なキャラクターで、主人公の太陽も妻の六美のため、家族ののため、真摯に努力を続けて成長していくので、見ていてとても気持ちが良いです。皆、応援できるキャラクターであるがゆえ、素直に物語に入っていくこともできます。

 

 ほっこりすることのできる穏やかなコメディ回と、スピード感のある戦闘が楽しめるシリアス回、その両方が合わさってこの作品の魅力となっています。1話は無料で読めますので、読んで雰囲気が気に入った方は是非物語を続けて読んでみてください。きっと満足できるはずです。特にタンポポ編が始まったあたりから更に面白くなってくるのでお勧めです。最後に紹介ページのリンク貼っておきます。

 

『夜桜さんちの大作戦』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『夜桜さんちの大作戦』|こう見えて、家族。どう見ても、異様。朝野太陽は極度に人見知りな高校生。そんな彼が唯一話せるのは、幼馴染の夜桜六美。だが六美は、実は最強スパイ一家の娘だった!しかも六美は、彼女を溺愛する最凶シスコン兄・凶一郎に執拗に狙われていた。兄から六美を救う為、太陽が取った手段とは!?諜報家族コメディ、作戦開...

 

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